2011年12月1日木曜日

ケーブルは謎 #3

止まる事を知らない
先日のケーブルストックの話からハンダへと話題が進む。
音への影響から、接点の優劣・有り無しが考慮されるので、当然ハンダの選択は大きなファクターかも知れない。

ところが、次のようなリストを見せられ、逐一それらの組合せも含めて、購入・調査をしたと言うのである。端から見るとその気の遠くなる作業は、敬意を超えて趣味人の常道を逸した酔狂とも思える。まさに 止まる事を知らない。 

アメリカのペーストメーカー
ALLEN、Bakers、B.I. Jaydalene、Black-Swan、Burnley、Clover、Coraline、
Dutchboy、Kester、Eagle、 General Electric、Imperial、McGill、Mitee、
Nokorode、Oatey、Paragon、Spear、Speco、 Walsco、Wolverine

ハンダメーカー(イギリスを含む)
Alpha、Altoona-PA-Cookson、Asarco、Bow、Bussmann、Crescent-Smelting、
Cleveland-Ohio、Coran、Dutchboy、Ersin、Flemm-Lead、Gardiner、Hewitt-
Metals、Imperial-Forge、Kester、Luco、Lukens-Metal、Mayfield、M-W-
Dunton、 Nassau、New York、Noland、Oatey、P-Wall、Willard-Lead

四方山話
”これらの作業で得られた結果はケーブルの製作に反映されているが、
ハンダもペーストも年代により音が違ってくる,と聞きました。ハンダであっても、現代のモノと比較すると一定の時間を経た古いモノの方がより良く聞こえるので不思議です。特に古い物では まだ地球上にこんなものが残っていたのかと驚きの1890年代のハンダやペーストです。さすがにストックも限りがありオプションとするか検討中です。”

”ハンダとペーストの組合せ実験をするとなると、トンデモナイ労力が掛かりそうだと考えたが、
代表的なテストピースを選定し試聴した。その結果、線材やハンダ程ペーストの影響は少ないが、反応が敏感なスピーカーの場合は有意な差がある。”

”古いハンダは匂いや溶け方がそれぞれ個性があり面白い。ハンダ付けは、40w程度のハンダ鏝では溶けず、100w程度の容量が必要で、現在のヤニ入り半田と比較して面倒です。
綺麗にハンダ付けをするには習熟が必要。” 

”音質と安定したストックを確保出来るモノという事で最終的には、 
ハンダ(オリジナルスプール ) ;ナッソー7076 ペースト;ノコラデ と云う選択になりました。” 

そこまでやるか! ケーブル 一本に大変な情熱である。

ハンダに関して面白いコメントがこちらにあり。 
現代のハンダであっても大いに異なるようで、良いといわれるものが実際は必ずしも良いとは限らない様である。 侮るなかれハンダというところだろうか。

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