2014年1月5日日曜日

EAR 912 & 509Ⅱ #3.1

新年明けましておめでとうございます。

Blogにご訪問いただきありがとうございます。
更新も不定期、さらにつたない記事にお付き合いいただきありがとうございました。
今年は、新しい取り組みもしつつ頑張っていければと思っています。

2014年もよろしくお願いいたします。

Listening Impression

EAR 912
最初に気付かされるのは、提示される空気が違うと言う事。音ではなく空気の質が違う。清流<柿田川>の伏流水の沸き出でる如く。場の空気を一変させる。空気は浄化されたかの様に軽く、伝わる音はCDであっても上質な楽器本来の音を髣髴とさせる。

具体的に特徴を纏めると。音が出るその瞬間の出方が本当の楽器そのもののような出方をする。突出したところが無く、そして消え行く様も自然であるため、空間さえも意識させない。発音から消音までのエンベロープの美しさである。そのため、タイミングやパートの表情 響の量・形 音像 ステージ 個別の評価項目は全て過不足がない。

たとえ録音の悪いレコードであっても、どうして録音が悪いと思ったのか解らないほどに素晴らしい音を再現してくれる。まるで録音されてパッケージに押し込められた音を元に戻す呪文か解凍ソフトをParavicini氏は知っているのだろうか?